*チケットお申し込みページ
*チケットは、読書会開始24時間前まで購入可能です。
*見逃し配信があります(チケット購入者にかぎり)。欠席されても安心な読書会です。
■「読む力」を育む哲学読書会
トアリストンでは、研究者と一緒に、哲学書を一頁ずつ丁寧に読み進めていくオンライン読書会を運営しております。
要約や解説を知るだけでは得られない、「哲学書を自分で読み解く力」を学ぶ場を目指しています。
参加者の多くは哲学書が初めての方や独学に壁を感じた方です。
わからないことがあればその場で講師に質問できるため、初学者も継続しやすい環境です。
初めて哲学書に触れる方も、すでに馴染みのある方も、ぜひ一度トアリストンの読書会にご参加ください。
みなさんと読書できること、講師一同楽しみにしております。
■もう一つの革命――ウィトゲンシュタイン『哲学探究』
本読書会では、ウィーン出身の哲学者、ルートウィヒ・ウィトゲンシュタイン(1889–1951)の主著である、『哲学探究』を読みます。
本書は、前期の代表作『論理哲学論考』と並ぶ後期の代表作であり、哲学のみならず、美学・言語学・社会学など広範な領域に大きな影響を与えてきました。
ここで彼が行なっているのは、自らの出発点であった『論理哲学論考』との徹底的な対決です。『哲学探究』は、一人の哲学者が自分自身を乗り越えようとする、もう一つの「革命」の書なのです。
※トアリストンではウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』読書会も開催しております(チケットお申し込みページよりご確認ください。併せてご参加ください。
■️「読める」のに読めない――『哲学探究』の難しさ
『哲学探究』は、専門用語に覆われた難解な哲学書ではありません。文章も例も、驚くほど平易です。しかし、その平易さゆえに、かえって読者は足を取られます。難しさの原因は、主に二つあります。
① 見えない前提がある
本書の議論は、『論理哲学論考』を背景にしています。それゆえ、『論理哲学論考』についての知識がなければ、何に対する議論なのかが見えにくくなります。
② 答えが書かれていない
本書は私たちに対していくつも問いを提示しますが、多くの場合、明確な答えを与えてくれません。むしろ「あなたはどう考えるのか」と、読者に思考を委ねてきます。
■本読書会の方法
こうした難しさに対して、本読書会では二つのアプローチをとります。①については、ウィトゲンシュタインを専門に研究する講師が背景や論点を整理し、「いま何が問題なのか」を見通せるようにします。②については、参加者同士の対話を通じて、ウィトゲンシュタインの問いに一つひとつ応答していきます。
『哲学探究』は、一人で読むと「わかった気がする」と「何もわからない」を往復しがちな書物です。
しかし、本読書会のなかで、異なる視点が交わることで、見えなかった部分がつながり、理解が深まっていくでしょう。
■語り得ぬものを、語り続ける
『論理哲学論考』は、沈黙で終わりました。
言語に限界を引き、その外側を「語り得ぬもの」として封じることで、すべての哲学的問題を葬り去ろうとしたのです。
しかし、ウィトゲンシュタイン自身が、その沈黙に耐えられませんでした。
語り得ぬものを、それでも語ろうとすること。『哲学探究』はその終わらない試みの記録です。
■イベント詳細
〇テキスト
・ウィトゲンシュタイン『哲学探究』(鬼界彰夫訳、講談社)を読みます。 事前にご購入ください。
・複数の訳がございますが、鬼界彰夫訳で統一して読んでいきますので、予めご了承ください。
〇日時
・隔週火曜日、20時~22時
〇期間
・読みえるまで(初回は2026年5月19日になります)
〇進め方
・参加者の皆さまは全員読解にご参加いただきます。
・読解の補助として、講師が解説します。
〇場所
・Zoomを用いたオンラインでの読書会になります。
・スマホやタブレットでのご参加の場合は事前にアプリのダウンロードをお願い致します。
・アプリのダウンロード方法がわからない場合、Zoomサポートにてご確認ください。
・パソコンでのご参加の場合はダウンロードは必要ありません。
〇参加にあたって
・他人を侮辱するような発言は禁止です。注意事項に同意のうえでご参加ください。守られない場合は、ご参加をご遠慮いただく場合があります。
・カメラは任意です。会は録画されます(参加者の映像・音声も記録されます)。
・読書会を録画して、読書会のメンバーに2週間ほど共有しおります。予めご了承ください。
・録画はチケットをご購入していただいた方にかぎりお配りしております。
・録画の二次配布(転載)は禁止です。
〇その他
・参加人数が少なくなった場合などは、すべて読み終える前に読書会を終了する場合があります。 ご了承ください。
■読書案内
・大谷弘(2020)『ウィトゲンシュタイン 明確化の哲学』青土社
→最初に読むべき一冊。日本では貴重な『哲学探究』の入門書。
・野矢茂樹(2022)『ウィトゲンシュタイン 『哲学探究』という戦い』岩波書店
→入門書や解説書ではなく、筆者が『哲学探究』を読み解いていく現場を記した一冊。『哲学探究』全体を網羅している。
・中村昇(2014)『ウィトゲンシュタイン 『哲学探究』入門』教育評論者
・中村昇(2021)『続・ウィトゲンシュタイン 『哲学探究』入門』教育評論者
→入門書ではない。極めて丁寧に、『哲学探究』の一文一文を精読していく一冊。扱う箇所に偏りがあるので注意。
■講師
・白木啓吾 博士課程後期(哲学)(中央大学)
■トアリストン
・公式HP
https://toariston.tokyo/
・ツイッター
https://twitter.com/philotoariston
・スレッズ
https://www.threads.net/@ philotoariston
*当方は適格請求書発行業者ではないため、インボイス制度に対応した適格請求書の発行はできかねますので予めご了承ください。