夏目漱石『こころ』読書会
夏目漱石『こころ』読書会

夏目漱石『こころ』読書会

■「読む力」を育む読書会

トアリストンでは、研究者と一緒に、哲学書や文学作品をはじめとするさまざまな本を、一頁ずつ丁寧に読み進めていくオンライン読書会を運営しております。

要約や解説を知るだけでは得られない、「文章を自分で読み解く力」を学ぶ場を目指しています。


参加者の多くは、じっくり本を読むことに慣れていない方や、独学に壁を感じた方です。

わからないことがあればその場で講師に質問できるため、初学者も継続しやすい環境です。


これから本格的に読書に取り組んでみたい方も、すでに哲学書や文学作品に馴染みのある方も、ぜひ一度トアリストンの読書会にご参加ください。

みなさんと読書できること、講師一同楽しみにしております。

■夏目漱石『こころ』:文学読書会


初めての文学系の読書講座ということで、今回は夏目漱石『こころ』を取り上げたいと思います。

日本の近代文学をイメージするとき、まず夏目漱石の名前が浮かぶという方も多いのではないでしょうか。また、『こころ』も高校の国語教科書に長年採択されてきた作品なので、授業で読んだ記憶が残っている方も少なくないと思います。

教科書では『こころ』のうち先生の手紙の内容である「下」が抜粋されて掲載されることが多く、そこでは恋人や友人をめぐるエゴイズムや罪の意識が描かれた作品として読まれることが一般的です。現在でも、『こころ』に対してはそのようなイメージを持つ方が多いのではないでしょうか。

しかし、『こころ』の研究では、「下」の部分だけでなく、それまでの語り手である「私」から「先生」への批評に注目する読みや、作品に登場する女性たちの役割から作品を捉え直す読みなど、多様な解釈が積み重ねられてきました。このように、『こころ』は、半世紀以上にわたってさまざまな立場から読み直され、多くの議論を生み続けている作品でもあります。

初学者向けの読書会だからこそ、一つの作品でありながら、多様な読み方を議論するだけの豊かさも備えた『こころ』は、最初に取り組む作品として最適ではないかと考えています。

読書会では、教科書で学んだ一般的な解釈にとらわれることなく、改めてテクストそのものと向き合い、それぞれが感じたことや考えたことを参加者同士で共有していきたいと思います。異なる読みや視点に触れながら、作品への理解を少しずつ深めていく場にできれば幸いです。文学を読むことの面白さを、一緒に味わっていきましょう。


■イベント詳細

〇テキスト
・夏目漱石『こころ』
出版社の指定はありません。お手元にあるもの、またはお好きな版をご用意ください。
青空文庫で読んでご参加いただいても問題ありません。

〇日時
・隔週木曜日、20時~22時

〇期間
・読み終えるまで(初回は2026年9月24日です)

〇進め方
・参加者の皆さまは全員読解にご参加いただきます。
・読解の補助として、講師が解説します。

〇場所
・Zoomを用いたオンラインでの読書会になります。
・スマホやタブレットでのご参加の場合は事前にアプリのダウンロードをお願いいたします。
・アプリのダウンロード方法がわからない場合、Zoomサポートにてご確認ください。
・パソコンでのご参加の場合はダウンロードは必要ありません。

〇参加にあたって
・他人を侮辱するような発言は禁止です。注意事項に同意のうえでご参加ください。守られない場合は、ご参加をご遠慮いただく場合があります。
・カメラは任意です。会は録画されます(参加者の映像・音声も記録されます)。
・読書会を録画し、チケットをご購入いただいた方にに2週間ほど共有しております。予めご了承ください。
・録画の二次配布(転載)は禁止です。

〇その他
・参加人数が少なくなった場合などは、すべて読み終える前に読書会を終了する場合があります。 ご了承ください。

■講師

田井康平
中央大学大学院博士後期課程在籍。近現代文学が専門で、研究対象は中勘助およびその作品について。
趣味は、ドラマ鑑賞とピアノ。