トアリストンは、「問いと知が日常の風景になる、やわらかな学びの場所」です。
「多くの人が哲学にふれられたら、きっと社会はもっと豊かになる」。
この思いを、私は学生時代からずっと心に抱いてきました。
アルバイトや会社勤めを通して実感したのは、日々の暮らしや仕事のなかで“考える”ことが、いかに人生を深めてくれるかということ。そして、その土台として本格的な哲学が、とても大切だということです。
現代社会では、多くの人が日々の業務に追われ、俯瞰的に物事を考える時間を持ちにくくなっています。
「哲学カフェ」や「哲学対話」などの応用は広がっていますが、“哲学そのもの”に一歩踏み出すための壁は、いまだ高く存在しているようです。
哲学が日常から遠いものに思えてしまうこともあるでしょう。
でも、本当は哲学は誰にでも開かれたものです。
たしかに哲学は易しいものとは言えませんが、哲学にすべてを捧げられる環境にいなくても、日々の生活のなかで“少しずつ、じっくりと”哲学に向き合うことができます。
ここでは、知識や経験、忙しさを気にする必要はありません。どんな小さな疑問や迷い、素直なつぶやきでも大切に扱い、「分からない」が学びのスタートラインになると考えています。
能動的な学びと対話を大切に。
トアリストンの読書会では、参加者のみなさんに積極的に発言していただくことを大切にしています。
ふだん忙しい生活を送っている方でも、その場で感じたこと、得た気づきを言葉にして、自分の思考を整理し、内省することができます。
「聞くだけ」で終わらず、能動的に自分の考えを表現することで、その場で知識と経験が結びつき、一問一答のような単なる暗記ではない知識体系が育まれます。
発言の機会は、理解度を講師がはかるためのものではなく、ご自身の思考を確かめたり、ほかの参加者の多様な見方を知るきっかけです。多様な声が交わることで、予想もしなかった発見や気づきが生まれます。
「心理的安全性」を大切にしています。
どんな発言も歓迎され、誰もが安心して問いや感想、疑問を語ることができます。講師や他の参加者が頭ごなしに否定したり、萎縮させるような空気はありません。
多様な経歴や立場、考えを持つ人たちが、互いを尊重し合いながら対話できる。
それが、トアリストンのいちばん大切な価値観です。
「忙しいけれど、哲学を学びたい」
「評価を気にせず、自分のことばで考えを深めたい」
「ひとりだと続かないけれど、仲間や講師とゆっくり考えてみたい」
そんな思いを抱えているあなたを、心から歓迎します。
トアリストンで、あなたらしいペースで、思索の冒険をはじめてみませんか。
・哲学史を学んだことのない人のための入門書案内
←哲学をするには基礎知識を摂取する必要があります。読書会でも丁寧に解説しますが、まとめて知識を得たいという方はこちらを参考にしてみてください。
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